後 輩

先 輩

VOL.2

中村龍太朗

2016年入社

Leader

伊井鈴佳

2022年入社

Assistant

前田政博

2021年入社

Assistant

INTERVIEW

先輩×後輩

初めに、今している仕事について

教えてください。

中村 インターネットを経由してCMを全国のテレビ局に届けるシステムの開発・保守を担当しています。このシステムは、元々広告会社が作成したCM素材をダビングして全国のテレビ局へ郵便やバイク便で輸送していたものを、簡単に早く届けるようにするためにCM素材をファイル化して専用の回線を使用して伝送できるようにしたものです。伝送先のテレビ局は各都道府県にある地上波局に加えてBS局、また昨年よりCS局も随時対応を行っており、それらのテレビ局に対しての1日数千本もの放送に利用するCMを取り扱っています。1素材送るだけでもシステム利用料や、広告会社や素材を実際に作っている会社に支払われるお金が絡んでいて、一つミスをすると色んな場所に迷惑をかけてしまうことになるため、常に慎重な作業を心がけています。

今までした失敗と対策方法は...

伊井 今までどういう失敗をして、その失敗を繰り返さないようにどういう工夫をしましたか?

中村 細かい失敗は何度もあるな。例えば、メール送信機能のテストで、送信設定の確認漏れがあって、テスト用のダミーアドレス宛ではなくて、誤ってお客さんのところに送ってしまったりしたときはヒヤッとしたな。あとは、本番稼働をした機能を普通使わないだろうという動かし方をなんとなくしてみたら障害を見つけてしまったり。

前田 怖いですね...

中村 そういった経験もあって、前者の対策は、人間なのでどうしても一人でやってるとミスはしてしまうから、一緒に働いてるメンバーと確認・協力しあうことを意識してる。後者は、「そんなミスしないだろう」、「そんな使われ方しないだろう」と思い込んで作業するのはなるべくしないようにしていて、思いつく可能性はどんどん試してみることを意識してるかな。

前田 出戻りを防ぐためにも常に意識することは大事ですよね。思いつく可能性の中村さんなりの導き出し方はありますか?例えば、紙に書き出してみるとか。

中村 う~ん、これは経験と感覚ですね(笑)

伊井 経験と感覚…(笑)

中村 いろんなことを経験していく中で、前同じような画面で障害おきたことあったなっていうのをとりあえず試していく感じかな。思いつくものはテストケースに盛り込んでおく。

SEをやめたいと思ったことはある?

前田 SEをやめたいと思ったことはありますか?

中村 とくになし(笑)学生時代から個々人で作ったものを集結して、多人数で物を作り上げるようなことをしていたから今の作業は性に合っているのかなと思ってる。

伊井 中村さん的にどんな人がSEに向いていると思いますか?

中村 一番はプログラミングが楽しいと思える人かな。そのうえでいろんな言語とか最新の知識を自分の中に取り入れられるならベストだよね。

前田 興味がある人ってことですよね。

中村 そうそう。学生時代とか入社時点で触れたことがなくても、仕事でやってたら自然と好きになる人もいると思うよ。

伊井 大学時代もプログラミングはされてたんですか?

中村 いや、全然してないです、すみません(笑)新聞部だったんですよ。新聞部でも、記事を作成するのは1人でやって、最終的には全員で意見を交えながら完成させるっていう近いことをやってたから。ある程度楽しみながら仕事できてるしね。

前田 チームで何かを作り上げているのを感じられるのが楽しいですか?プログラムの「これがこうなったからこうなるはず、できた!」みたいなゲームをクリアしていく感覚が楽しいですか?

中村 その両方が楽しいなって感じてる。この仕事はコードを書くときは一人で黙々としながらも、いろんな人と協力しながらできてバランスが良いよね。

伊井 それもこの仕事の魅力ってことですね。

後輩を指導するうえで心がけていることは...

前田 後輩を指導するうえで心がけていることは何ですか?

中村 基本的に自分からあまり教えすぎないことかな。自分から興味関心を持ったり、情報を整理しきれてない中で知識を無理に与えても混乱しちゃうし、しっかり覚えられないと思うから。仕事や課題を与えつつ基本は見守って、質問が来たら全力で答える感じでやってる。ただ新人だと聞きづらい雰囲気もあるかもしれないから、雑談してちょっとしたコミュニケーションを多くとるようにしてるかな。

伊井 入社したばかりの頃は、自分から聞きづらいこともありますよね...。わたしは調べる時間を決めておいて、分からなかったら聞くっていう風に線引きしてました。

中村 うんうん、自分で先に調べるのは大事だね。俺が後輩の時は、自分はこういう風に考えているけど実際どうなのか、意見を持って聞いてた。

前田 意見を持ってというのがポイントですね。

中村 間違っててもいいから、自分の考えを持つのは大事だからね。

伊井 他に心がけていることはありますか?

中村 感覚を養ってもらうことかな。最初のうちは色んな人が書いたプログラムや設計書を読んでみたり、小さい障害対応とかをたくさん経験するのが大切だと思ってる。そうやって経験を蓄積することで、将来難しいプログラムを作る時とか突然障害が起きてすぐに対応しないといけない時に「前こんなことあったな、それが使えないかな」、「ここらへんが怪しいな」という感じの当たりや感覚を養うことにつながると思う。

前田 あ、それが先ほどの「経験と感覚」の話に繋がるんですね!

中村 そうだね。1つ目にも通じてるけど、全てのパターンを考えて想定するのは無謀だから、その場その場で臨機応変に対応できるような後輩になってほしいと思って指導してる。

今後の目標は?

伊井 今後の目標はありますか?

中村 マネジメントする立場になってきたから、最終的には全員が気持ち良く、かつ最大限のパフォーマンスを発揮できるような采配ができる人物になりたい。

前田 先ほども新聞部の話も出ましたし、チームプレーが好きなんですね。

中村 チームプレーは好きかな。会社に1人で何でもできちゃうようなスーパーマンってそんなに簡単に入ってこないって思ってるんですよ。じゃあどういう風にやっていくかっていうと、それぞれの人の良いところを組み合わせながら、プロジェクトを回していくっていうのが目指すべきところかなって思う。

伊井 チームプレーで意識していることはありますか?

中村 全体の意見をしっかり抽出することかな。上下関係なく意見を聞いて一番いい方法を考えるというのは割と意識してる。

前田 若手も意見を言いやすい雰囲気があるの良いですよね。

伊井 そういえば新聞部でマネジメント的なところはどこにあたるんですか?

中村 実際に記事を書くときにこの人はコラム系が得意だから書いてもらおうとか、今は1年生だけど将来メインの記事を書いてもらいたいから、期待を込めてちょっと大きめの記事をやってもらうみたいに考えて采配する感じかな。

伊井 なるほど、その経験が今に繋がってるんですね。中村さんはコーディングも好きだけど、最終的にはマネジメントの方に進みたいですか?

中村 そうだね、最近思い始めた。大学でもマネジメントを学んでたからね。スポーツも実際にするよりはマネジメントの本を読むのが好き。

前田 自分の好きが分かってるのは強いですね。

MessageTo 後輩

大切なのは「自分で考えつつ、周りと共有・協力をして目標を完遂すること」だと思います。まずは与えられた作業に対して自分なりの考えをもって取り組んでほしい。そうしていると周りが思いつかない良い方法や考え方が見つかったりするので、それがチームに還元出来れば周りも良い方向に進むはず。但しその中で気を付けてほしいのはワンマンプレーにならないようにすること。自分も若い時はそうなりがちだったけど、ちゃんと報告や相談をすることでそれは対応できると思うから、一人で変な方向に突っ走らないようにするのに逐一報告や相談をしてチーム全体でベクトルを合わせる意識は忘れないでほしい。
この仕事は多数の人が絡むから、時には衝突したり意見の食い違いがあると思います。だけど正直な意見をぶつけていかないと良いものって出来ないと思うから、顔色を伺いすぎずまずはどんどん自分の考えをもって向かってきてほしいです。

Thank you!

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